切なく心地好い、あの日の距離

「僕」が淡々とある日の時間を語るストーリーなのだが、抑えられた感情が紡ぐ距離感が切なく心地好い。軽妙な会話を楽しむのもいい。行間に隠された想いに浸るのもいい。どちらにしても最後には残るものがある。短時間で読めるので気軽に手に取ってみては如何でしょう。読後、心の空間にそよ風が流れます。無理に忘れなくてもいいよ。

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