概要
だから、友よ――。
〈どうも乗り気になれなくて断り続けていた、毎年夏に行われている高校時代の同窓会に昨日初めて、そしてすこし遅れて参加した僕は、そこで彼女と七年振りに再会した。半分ほど残した泡立つビールの入った透明色のビアマグを握って、ほおを赤らめて僕に『久し振り』とほほ笑む彼女の表情にどきりとしながらも、そんな内心を気付かれないように『真田さんも来てたんだ』と答えると、彼女はその笑顔を意味ありげに変えた。〉
※去年の夏頃、別サイトの企画用に「また乾杯しよう」という言葉をテーマに書いた作品です。
※去年の夏頃、別サイトの企画用に「また乾杯しよう」という言葉をテーマに書いた作品です。
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