不定期に止まる私の心臓。姉に彼氏が出来た。3人での時間は増えたが……。意外な展開もあります。シリアスな内容だけど、軽く読めます。
淡々と語る主人公と進む物語。愛すべき短編です。
毎日なんとなく息をして、食べて、寝ていれば、明日は来ると疑わないけど、死は本当はどこにでもあって、僕に明日が本当に来るのか? なんて事は、誰にもわからない。日々菜 夕さんの『題名のない物語』を読んで、僕はそんなふうに思いました。だからって1日1日を大事に生きようなんて綺麗事を言うつもりはありません。だけど、明日が当たり前に来るなんて思わないで、とりあえず出来うる限り好きな事をやりたいと思います。小説を書き、小説を読む。それを精一杯やりたいと思える作品でした。おすすめです(●´ω`●)
こんな時に何があるのかわからない。不安な入院生活の中で、自分がこの後どうなるのだろうと思ったとき、そんな女の身上として最後の願い。ふとすれ違う男女の機微を描いていくなかで行間にちりばめられた乙女の恥じらい。哀しい気持ちになるのですが、さっぱりと読了感があると思います。
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