外の世界への一歩、一羽

ストーリーはどこか詩的で優しさを伴った文章で描かれています。読み終わるまでずっと心を揺さぶられ続けたように思いますが、その揺れを具体的に表現できません。最後は希望に満ちているように感じます。が、解釈は読者に任せるとのことなので、皆さん、考えてみてください。私は全体を通して、自分がこれまで辿ってきた道を薄く重ねてしまいました。手に取る価値がある「本」です。