レアスキル“贖罪の水瓶”で魔法が使えません。

長い戦争が終焉を迎え、共同国家が設立された。

　戦争を終焉させたのは１６０年以上使われていなかった多重魔法理論だった。

　多重魔法理論は対個でしかなった魔法を対複数や城壁を破壊する威力まで高められる法則だった。
　しかし、魔法を同時に発動させる為に大量の同波長の魔力が必要だった。
　
　多重魔法を可能にしたアルステンは“贖罪の水瓶”のスキルで大量の魔力を保有する能力だった。
　その魔力を人に分け与えることで、多重魔法が発動させる事が出来た。
　アルステン自身は全ての魔力を吸収する“贖罪の水瓶”のスキルによって、魔法が使えなかった。