灰色芸術系学生共の色鮮やかな日々

芸術系専門学校に通う、三組の「陰キャ少年」と「訳あり少女」という三部作。
それぞれの陰キャくんたちが、少女の悩みを吹き飛ばそうと頑張ります。その手段といい、熱く語る持論といい、陰キャくんたちの内に秘めたるパワーがすごい！

白は何色にでも染められる。黒は何色にも染まらない。灰色は、たぶんその中間だから、いろんな可能性を秘めている。そんなふうに思わせてくれる、ポジティブな灰色陰キャたちの学園ドラマ。
読後に残るのはスカッと晴れやかな青空です。
（ちなみに、イケメン陽キャくんがこんなことしたら、迷惑パリピとしてタイホしたいと思います！）

今日は。

読ませていただきました。

初めは、サブカルチャー文化論的な小説だと思ったのですが、ちゃんとヒロインを手助けして話を完結しているところに、感銘を受けました。

それがヒーローぽいな、と思ってタイトルをつけしまいました。

また、別の作品も読ませて頂きます

三組の「陰キャ男子」と「不思議女子」が登場します。
どの出会いも、初めはごく普通の校内での出会いのはずだった。
ただ、女子側に人に言えないような深い悩みがあることを除けば――。

それぞれの少年が奮闘し、女子のために、陰キャとは思えないほどの奇想天外なパワーを発揮します！
愉快爽快、その行動力が女子に与えた影響は？？

軽妙な会話、ぶっ飛んだギャグ、そこに隠されたちょっぴりほろ苦い青春の悩み。
作者の持ち味がいかんなく発揮されたこの作品、決して期待を裏切りません！！

「アイドルと少年」「女優と少年」「無声少女と少年」の三部作。
コミュ障な高校一年という共通の少年三人とアイドル、女優、そして無声少女の三人の少女。物語は男女一組で進みます。

読んでみて、熱い。どれも、少年の熱い思いが込められている。

そして、その熱い思いが数々の名台詞になり、それぞれの少年は少女に告げる。

強い思いは、周囲からは奇異の目で見られることも多いだろう。でも、その輝きは、人の心を動かすのだ。大人ではない、子供でもない。そんな時期に心を熱くすることができるものがあるのは素晴らしい。

時間は巻き戻せなくても、その意気は確かなエネルギーを運んでくれる。そんな気がしてなりませんでし…続きを読む