たとえ、ささやかでも、明るい未来を信じていたいの

信じたい。信じている。山南さんと明里ちゃんの間には、小さな暮らしの未来図が確かにあった。淡い期待に包まれた、味わいある佳き短編です。
もちろん、ふだんは本編の主人公寄りで読んでいる自分ですが、こういう展開もアリかも……と思います。登場人物、みんな愛おしいわ! あらためて、そんな気持ちにさせられました。