なによりもまず、文章がいい。そして、それぞれの人物が本物だと感じた。
杜松の実(ねずのみ)と読みます。 作品を気に入っていただけたら嬉しいです。 私の作品は、基本的に縦組みで読まれることを想定して書いています。 デスクトップ等で…
雪の街とピッタリくる比喩と心理描写、義兄妹の微妙な関係が見事でした。背徳要素だけでなく、仲良くなるキッカケのからあげ粉のエピソードが微笑ましい。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家のようとか、どこか…続きを読む
結局、そばにいる人間なら誰でもよかったのかもしれない。親も子も、兄妹も。恋人すら。だからこそ、「普通じゃない関係」にとまどい、怯え、見ないふり、忘れたふりをしたのだろうか。雪で隠れるからと言っ…続きを読む
寒い年越し、実家へ帰る兄。少し訳ありの家族。それでも見た目は平和そうな。ありそうなお話のように始まり、静かに進む落ち着いた文体が物語の中へ引き込みます。そして後半の驚愕と、後腐れのないえ…続きを読む
雪が降りしきる中、帰省した主人公。待っているのは、温かい家族——なのか? それとも過去のしがらみなのか?全編と通して、漂う鬱蒼とした感じの正体が最後に明かされたとき、読者は「あ」っと驚くこ…続きを読む
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