概要
切ない、ほろ苦い、甘い、そんな少女たちの物語
嫌い、好き、、そういう問題じゃない。二人の気持ちの絡み合い。
百合作品です。苦手な方はご遠慮ください。
百合作品です。苦手な方はご遠慮ください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これもまた、一つのハッピーエンドなのではないだろうか?
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
心中でもしてしまうのではないか? とタイトルから想像した。
このあらすじから何かを想像するのはとても難しい。
2 物語は(どのように始まっていくのか?)
ある二人の少女についてから始まっていく。同じ名前で、呼び方の違う二人。今までずっと一緒に居たのに、変化が訪れる。そして二人が選んだ道とは?
3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・名前が似ているせいか、狂気のようなものを感じる。
・好きの先というのは、依存なのだろうか? と思った。
・名前に対しての呼び名が面白いなと感じた。(被っているのが一文字だけ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!切実
我々を取り巻く世界と、我々が求めることが一致しないために言葉は生まれた、と一度聞いたことがある。「腹が減った。狩りに行こう」と伝えるためには言葉がいる。逆に全てが満たされていれば、なにも言う必要はない。だから言葉の根源とは辛さなのではないだろうか。
心に響く文章とはなんだろう? 僕は切実な文章だと思っている。元から人という生き物は嘘をつくのが下手で、文章を拙く脚色しようとすると白けてしまう。しかしそもそも脚色する必要はないのだ。僕たちは嘘をつくのは下手でも同情するのはうまい。だから書き手が己の魂を晒し、切実に書いた文章が読み手の心を動かす。
『二粒の錠剤』は切実な辛さを描いている。書…続きを読む