概要
「水の起源」という名の展示会に来たのは、まったくの偶然だった。
話の内容は、まるでわからない。ただ、大きなスクリーンに映し出される写真の美しさに心奪われていた。川、湖、滝など水に関するものの写真。日本の、なんの変哲もない風景を撮影しているはずなのに、はっとするものがある。常に流れ続ける水の、ほんの一瞬、一番美しい瞬間を捉えて、カメラに収めている、そこには、祥子が今まで見てきたようで、まるで知らない絵があった。
(本文より)
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