概要
木の棒を授かった少年は何を見るのか……理解されようとしない物語が始まる
この世界は8歳の時どこからか現れる人器で人生が決まる。人器が武器の人も居れば本みたいな人も居るだけど僕の人器は勇者の末裔ではあってはならない人器だった。 かつて世界を震撼させた魔王を倒した3人の勇者、大和勇者、ユダヤ勇者、ゲルマン勇者のうち大和勇者の末裔である僕たちは日本刀と呼ばれる人器が代々発現する筈だった……僕が何の変哲もない60センチにも満たない木の棒を授かるまでは 父はその失態を隠そうと僕を追放した。 しかも二度と表舞台に建てないように生きて帰った人は勇者パーティしかいない魔の森林と呼ばれる生きて帰ることは勇者級の人間でしか叶わないと詠われた森に放り込まれてしまった。 それから数年の月日が流れた。木の棒を授かった勇者の末裔は姿を消した。魔物に食われたのか森を彷徨い飢え死んだのかはわか
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