風景描写がとても綺麗で、その幻想的な雰囲気に引き込まれます。まるで妖が読者である自分に術をかけたかのようでした。妖が主人公を翻弄するように、我々のことも翻弄してくれる作品です。
ペンネームを「令和の凡夫」から「日和崎よしな」に変更しました。 ポリシーは《終始、常に面白い作品》を目指して物語を創ること! 尖った作品が多いですが、よろしく…
翡翠(カワセミ)の森。其処で私が遭遇したのは美しい声で歌う一人の少年。琥珀色の髪の美少年が、翠色の森の中で小鳥たちと共に囀る冒頭の描写から、完成度の高い確固とした世界観に惹き付けられます。ま…続きを読む
誰も居ないはずの森の奥から聞こえた歌声。神秘的な森、川のせせらぎのような緩やかな時間。その美しい声に魅了された少女は、無垢で妖しい少年の口伝により心を奪われる。作者様の幻想的で神秘的な情景…続きを読む
穏やかな時間が流れている島に、異分子ともいえる少年が迷い込みます。しかもこの少年が無邪気なくせに「魔性」ともいえる雰囲気を放つ不思議な存在。この少年が主人公の心をとろけさせ、かき回していく様が…続きを読む
作者さまによれば前作『竜の爪』の外伝的な作品という位置づけです。でも前作を読まれてなくても何の問題もありません。ストーリーは娘と少年が出会うだけ。しかしこの少年の魅力の描き方は半端じゃないで…続きを読む
もっと見る