読み専も読んで。

これは物語創作ハウツー本、書き手の為のものでしょ?
そう思ったそこの貴方、こんなお悩みありませんか?

「応援コメントって、何を書けばいいの?」
「読みたいモノが見つからない……」

コメントって何を書けば? と問うと、大抵、「思ったままで良いんだよ」「忌憚ない意見を」とか言われます。でも、そうじゃない。

「良かった、面白かった。でも、どこが?」
「このキャラは好き。どこが好きかって? ……さぁ?」

自分の気持ちが分からない。心は動いてる。でもどう動いたのか、なぜ動いたのか、自分の感情が言語化出来ない。
そういう読者、けっこう居ると思うんです。

ある程度はコミュ力系の本でも読んで貰うとして、小説の感想ならではの「どうコメントすれば?」はこのハウツー本まとめである程度解決するんじゃないかな、と思うんです。

ここには読者に「面白い!」と思わせるテクニックが載っています。
それは逆に言えば、自分が「面白い!」と感じたポイントが何に由来するかの解説でもあります。どこかには該当する箇所がある筈です。

同時に「○○や✖✖が好きでこういうの読みたいけど、共通項が分からない……」にも答えをくれる可能性大です。
自分の「好き」が何か、是非探ってみてください。

あともう一つ、作中に『ファンタジー』や『恋愛』と言ったジャンルとは、違う切り口のジャンル分けが紹介されています。

・家の中のモンスター
・金の羊毛
・魔法のランプ

などです。字面から察せるモノもあれば説明されないと分からないモノもあります。
コレ、是非広く使って欲しいです。

と言うのも、例えば『出来損ない』『役立たず』系の話。大体格下に見られていた者が活躍したり成り上がったりする話ですが、これ、上のジャンル分けだと

・バカの勝利
・スーパーヒーロー

のどちらかに概ね分類されます。詳しい内容は本文を読んで貰うとして、

「うん、出来損ないと思わせて、実は凄い奴ってパターンね。これはこれで面白いよ。でも自分が読みたかったのはダメな奴が頑張る話だったんだ……」
こういう残念なすれ違い、ありませんか?

これ『バカの勝利』と『スーパーヒーロー』でタグ分けされてれば、回避出来たよね?
このジャンル分けが機能すれば、読みたい話を探し易く出来るのでは?
是非実装して欲しいです。

でも、ジャンル分けはそれを読み手も知ってないと機能しません。
まぁ、解りにくいモノもあるので、そのままとはいかないでしょうけど、それらを検討するにもまず知名度を上げないといけません。

なので是非! こちらの物語創作ハウツー本まとめを読んで下さい! 以上!

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