人の世に居場所の無かった彼の、行き着く場所は

妖精と人間の間に産まれた青年、チャス。幼い頃育児放棄された彼は、妖精の特性も相まって、生きる事への執着が薄く、危うい人。

そんなこんな彼が、元軍人現CEOの、逞しくて生命力の塊のようなミカエルと出会い、少しずつ変わって気ます。

辛い出来事に直面し、もがきながらも前へ進もうとするチャスは愛おしく、応援したくなりました。
ミカエルもそんなチャスを支えようと奮闘します。
その姿は、途中から人間を警戒してシャーシャー言ってる猫と、その猫の信頼を勝ち得ようと頑張る猫の下僕志願者(笑)に見えて来ました。
チャス(猫様)が無事、ミカエルの家でふんぞり返るようになったかは、作品を読んでいただきたく(笑)