高校生活の終わりに現れた、カリスマ転校生。それまでイケメンと持て囃されていた主人公は、一瞬で二番手となり、更に主人公の元彼女が転校生に近付いて。
いつの間にか『犬猿の仲』にされていた、主人公と転校生。
けれど、実際のところは……。
当人を無視していつの間にか作られる人間関係、ありがちな嫉妬や八つ当たり。
派手な展開はありませんが、作者様特有の丁寧な心理描写、現実感としみじみと感じ入ります。
それでいて、ラストはカラッと清々しく、笑える読後感。
全10話とサラッと読めるボリュームです。
青春モノが好きな方に、全力でオススメします。