しとしとと雨の降る日の、一人静かな時間を過ごすような物語

唐突に連れて来られた世界、明らかに厄介事を押し付けられてる主人公。
割とテンプレートな出だしですが、この主人公は大活躍とかしません。
大きな浮き沈みも無く、淡々とテラリウム作って過ごしています。

こう書くと「それ面白いの?」と言われそうですが、面白いのです。
終わり行く世界で、その結末に歯向かうでもなく、けれど自暴自棄になるでもなく、強かに生きている住民の皆さん。
そんな住人との交流や、出会った呪いの犠牲者との日々。
どこか物悲しさが漂い、なんとも味わい深い作品となっています。

心躍る冒険譚ではないですが、疲れた日にちょっとほっこりしたい、そんな気分の人にオススメしたいお話です。

ちなみにイチ押しはバニーガール姿で登場したギルドマスター。彼の活躍に期待大。

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神無き世界の箱庭師

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