後書き
最後までお読みくださりありがとうございます。
先週、部屋の大掃除をしていたら、学生時代の文芸部誌が出てきたので捲ってみたところ、香竹が今の筆名で初めて書いた小説が載っていました(困ったものです)。せっかくなので手直しして結末も書き換えたりして載せてみたのが本作です。学生時代の作品は大体黒歴史なので読み返しながら身悶え歯軋りしながら書き直しました。
ちなみに本作はタグにある通り「遠野物語」をモチーフにしておりますが、柳田國男の方ではなくてあんべ光俊の同名の名曲(香竹の親の世代!)を聴いていて着想を得たものです。他にも当時大好きだった村下孝蔵(親の世代!)の影響も多大に受けていると思います(※歌詞等の引用はしておりません。書き直すにあたりストーリーのニュアンスが楽曲と重複しそうな個所は意図的に修正しました)。まさかこれが縁で数年後卒論のテーマを「遠野物語」(柳田國男の方)にすることになるとは夢にも思いませんでした。
なお、現在掲載している「白蛇の化女」(予想した通り序盤のある問題地点からがっくりPVが下がっているのがある意味清々しいです)の元になった話はこれの3年後に書いた作品なのですが、本作に登場する美砂は「白蛇」の主人公の子孫で、本作の主人公は「白蛇」の主人公の友人の孫にあたります(本作は「白蛇」の80年後くらいの設定。……本当にどうでも良い話ですね)。尤も話自体は全くつながりませんが。
書いた傍から掲載していったのであまり手直しはしておりませんし、結末を考えながらほぼイチから書き直したので殆ど即興小説のようになってしまいました。現在連載中の「白蛇の化女」の方が大分ドロドロした小説なのであちらを読まれている方がおられたら箸休めのつもりで読んで頂ければ幸いです。
あらためてありがとうございました。
(何が悲しいかって十数年前に書いたのと現在とで文章力が大して変わっていないことよね……)
笛吹き 香竹薬孝 @me13064441q
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます