RTより来ました。読者を置いてきぼりにすることなく情報を小出しにしながらも、そこにきちんとした品がある作品だと思います。作品の前提や説明せねばならないことが多く、読者との壁ができやすい時代設定ですが、架空の読者との対話を、非常に大切にされている作家さんです。この作品に出会えたことを、嬉しく思います。これからも頑張ってください。応援しています。
見事な情景描写。品のある言い回し。方言とかね。年相応の言葉使い。歌詞。土地の人の視線。研究所の質感。超常なんてモノはなく、そこにあるのは情感こもったヘドロのようなナニカ。…続きを読む
RT企画から戻ってきました 一章まで読ませていただきました。 物語から漂う昭和の雰囲気、物語の不気味さ、それらが随所に伝わる内容でした。 物語の中で出てくる方言が、またいい雰囲気を醸し…続きを読む
元軍医の忠治と、その元部下の島根、そして書生として忠治の家で暮らす千太郎。島根の持ち込む「人ならざるモノ」が関わっていそうな奇妙な事件を巡る、昭和初期の混沌とどこか郷愁を感じさせる妖しくも美しい怪…続きを読む
主人公はおっさんで、おっさんの主観でおっさんが見ておっさんが考えたことが、物語として切り取られています。読者は、おっさんの見た世界を読むことになるのですが、その世界は、素晴らし…続きを読む
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