RTより来ました。読者を置いてきぼりにすることなく情報を小出しにしながらも、そこにきちんとした品がある作品だと思います。作品の前提や説明せねばならないことが多く、読者との壁ができやすい時代設定ですが、架空の読者との対話を、非常に大切にされている作家さんです。この作品に出会えたことを、嬉しく思います。これからも頑張ってください。応援しています。
見事な情景描写。品のある言い回し。方言とかね。年相応の言葉使い。歌詞。土地の人の視線。研究所の質感。超常なんてモノはなく、そこにあるのは情感こもったヘドロのようなナニカ。…続きを読む
【物語は】ある診療所を舞台に幕を開ける。選び抜かれた表現で時代らしさを醸し出しているのが、印象的な作品だ。主人公が開業医をはじめた経緯などが、モノローグによって描かれている。時刻はとうに夜中を回…続きを読む
RT企画から戻ってきました 一章まで読ませていただきました。 物語から漂う昭和の雰囲気、物語の不気味さ、それらが随所に伝わる内容でした。 物語の中で出てくる方言が、またいい雰囲気を醸し…続きを読む
第一章を読ませて戴きましたが、文体や設定など、随所から明治・昭和期の近代幻想小説の香りが漂っていて、その手の愛好家には堪らない作品となっています。また、特に人物の描写は極めて自然でわざとらしいところ…続きを読む
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