RTより来ました。読者を置いてきぼりにすることなく情報を小出しにしながらも、そこにきちんとした品がある作品だと思います。作品の前提や説明せねばならないことが多く、読者との壁ができやすい時代設定ですが、架空の読者との対話を、非常に大切にされている作家さんです。この作品に出会えたことを、嬉しく思います。これからも頑張ってください。応援しています。
RT企画から戻ってきました 一章まで読ませていただきました。 物語から漂う昭和の雰囲気、物語の不気味さ、それらが随所に伝わる内容でした。 物語の中で出てくる方言が、またいい雰囲気を醸し…続きを読む
昭和初期の日本を舞台として、元軍医の忠治と彼の元部下で特務機関勤めの島根、書生の千太郎。彼ら三人が、異形にまつわる奇妙で猟奇的な事件に巻き込まれていく。読み進めるほどに人の執着とそれに絡まる怪異の…続きを読む
元軍医の忠治と、その元部下の島根、そして書生として忠治の家で暮らす千太郎。島根の持ち込む「人ならざるモノ」が関わっていそうな奇妙な事件を巡る、昭和初期の混沌とどこか郷愁を感じさせる妖しくも美しい怪…続きを読む
時代背景が今より過去ということもあり、登場する非日常的な「怪」がとてもリアルに存在しているように描かれています。現実味のある怪奇現象や物体が秀逸でした。
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