時代背景が今より過去ということもあり、登場する非日常的な「怪」がとてもリアルに存在しているように描かれています。現実味のある怪奇現象や物体が秀逸でした。
バッドエンド大好き。 酔って書いたり、面倒になってプロット無視で思うがままに書いたり。 後になって後悔するのも、それはそれで面白いんじゃない?と思います。 …
見事な情景描写。品のある言い回し。方言とかね。年相応の言葉使い。歌詞。土地の人の視線。研究所の質感。超常なんてモノはなく、そこにあるのは情感こもったヘドロのようなナニカ。…続きを読む
【物語は】ある診療所を舞台に幕を開ける。選び抜かれた表現で時代らしさを醸し出しているのが、印象的な作品だ。主人公が開業医をはじめた経緯などが、モノローグによって描かれている。時刻はとうに夜中を回…続きを読む
昭和初期が舞台、主人公が元軍医と元部下、その元軍医の書生…と、古き良き怪奇小説を思わせる舞台装置が、まず興味を掻き立てられます。 扱う事件も、古い因習や伝承に根ざしつつも、人が作ってしまったも…続きを読む
主人公はおっさんで、おっさんの主観でおっさんが見ておっさんが考えたことが、物語として切り取られています。読者は、おっさんの見た世界を読むことになるのですが、その世界は、素晴らし…続きを読む
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