多民族国家・シンガポールの魅力を余すところなく楽しめる癒しの短編です♡

摩天楼とマーライオン。それ以外のシンガポールも見えてきます。
シンガポールに傷心旅行に訪れた商社勤務の涼香が出会う人、そして景色が、とても素敵でした。
『花文字』のエピソードには特に惹かれました。判子の様な物を筆代わりに、色とりどりの生きものや自然を描きこんだ文字が、ボタニカルの香りと共に目の前に浮かぶようです。
そして、ボタニカルの香りのロマンスも始まる予感♡
クリスマス二週間前の失恋は、新たな恋愛への布石だったのかもしれません。
全十話。きっちり一万字で、かぐわしき旅と恋が味わえる短編です。是非どうぞ。

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