絶望に押し潰されてもおかしくない世界で、少年と少女が見つめた先は…

身近な人たちが姿を消した。
何の前触れもなく、大切な人たちも知らない人たちも、世界から多くの人間が消え失せた。

人生に絶望してうずくまってもおかしくない状況で、少年少女たちはそれでも前を向いて歩こうとする。
パンドラの箱に残されたものが、本当に希望だったのかは誰にもわからない。
それでも、足を踏み出すことにはきっと意味がある。

幼くも強い願いは、世界を変える力となるか。

どこまでも広がる星空に、三人の少年少女たちの様々な心が溶け合っていくようです。
このような世界にありながら、温かさと澄みきった美しさが余韻を残してくれます。

とても美しい作品です。

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