丸島ありさ18歳。目が覚めたらロマンス小説の中でした。
ただし、その魂が入ってしまったのは、大陸一の美女といわれながら、稀代の悪女として凄絶な死を迎えることになるアリア・マルシャン(ただいま5歳)の身体。
これはえらいこっちゃ! と、まずはアリアを死に追いやる冷血叔父を味方にするべく行動を開始するのだけど――
アリア(ありさ)めっちゃがんばります。文字通り命がけですからね。媚び売るのも必死です。必死なんですよ。必死なんだけどね。いや、必死ゆえになのか。がんばる方向はそっちでいいのか。なんか間違ってないか。大丈夫かアリアあああああ!! と、心の半分でゼェハァツッコミながら、もう半分でお腹を抱えています。腹筋きたえられます。
濃ゆいけれどさくさく読める。シリアスとコメディの振り幅もすごい第1部がおわりまして、アリア11歳になりました。はたして物語はこれからどこに向かうのか。続きが非常に楽しみです。
第一部のラスト(レビュー時の最新話)まで読んだのでレビューします。
幼いアリアは高熱を出し、熱が下がった後……中身が丸島ありさになっていた!?
しかもどうやらありさが目覚めた世界は、祖母の蔵書『孤児グレイスの幸福な結婚』と同じ背景を持つ世界のようだ。
しかもしかも悪いことにありさとして目覚めたアリアは、その本の中での悪役。本の内容を信じるならアリアの未来には壮絶な死が待ち受けている。
アリアとなったありさは、我が身に起きるであろうバッドエンドを回避すべく行動を起こす!
アリアの中身、ありさがあまり悲観的な性格では無いので、読み口が軽いのが好印象でした。
文章も世界観もしっかり作り込まれているので、引っかかりなく物語に没入できると思います。
ありさがありさなりに七転八倒しながら、バッドエンド回避の行動を起こしていく姿が楽しいです☆
クロヴィスに取り入ろうと必死な様に同情しつつも思わず笑ってしまいました。
第2部も楽しみです!
おかしい。私は18歳の女の子だったはずなのに。気がつけばなぜか、5歳の幼女の姿に。
しかしほどなくして、彼女は理解します。自分は何故か小説の登場人物。悲惨な死をとげる悪役令嬢、アリアになってしまったことに。
小説のストーリー通り死ぬなんて、真っ平ゴメン。何とかして死を回避するため、アリアはあの手この手を使って小説とは違う未来を作ろうとしますが、本人はいたって真面目なのに、読者視点だと何故か笑えてくるから不思議です。
「アリア、そうじゃないよ」とツッコミたくなる場面が、何度あったことか。
18歳の頭脳と幼女の姿を持つ女の子、アリア。メチャクチャ危なっかしいですけど、だからこそ応援し甲斐があり、今後も目が離せません。
5歳の伯爵家の令嬢アリア。彼女は、ここが前世で読んだ小説の世界であること。そして、自分がいずれ、重ねた悪行のせいで処刑されてしまうことを思い出します。
それをどう回避するかという、所謂、悪役令嬢転生もの。そうなると気になるのは、どうやってアリアが自らの処刑を回避しようとするかですが、まず彼女がとった作戦は、いずれ自らを死に追いやる運命にある叔父に媚び、仲良くなること。幼女ぶりっ子を最大限に発揮すればいけると息巻いています。って、それって本当に大丈夫?
もちろん自分の命がかかっているわけですから、アリアとしては大真面目。だけど読者としては、その並々ならぬやる気と行動力を見てると、なんだかクスリと、あるいは盛大に吹き出してしまいます。
死亡エンド回避を目指すアリアの奮闘、暖かい目で見守ってやりましょう。
竹神さんの作品は毎回「ちっくしょー、こう来たかぁ!(ニヤニヤ」と思うのですが、そのご多分に漏れず、今回もやってくれました。
竹神さんが悪役令嬢モノですって!?
乗るの?!流行に乗るのね、竹神さん?!と。
まぁ私も言うほど悪役令嬢モノを読んでいるわけではないのですが、さすがは竹神さんですよ。うおお、こう来ましたか、と。
ストーリーの大枠としては、日本人の丸島ありさが『孤児グレイスの幸福な結婚』という小説の登場人物、アリア・マルシャンに生まれ変わって――、というものなんですが、このアリア、とんでもない悪女でして、最後は処刑されてしまうわけですね。
嫌じゃないですか、処刑なんて。そんでまーたこの処刑のされ方もえぐいえぐい。そんなの知ってたら絶対回避しなくちゃですよ。そのためにアリア(ありさ)があの手この手で頑張る、という内容なんですけど。
もう、このシリアスとコメディの落差がすんごいんですよ。
ちょっと、前話はドシリアスだったじゃない!なのに今回は笑わせに来た?!ってくらい。翻弄されてますよ、私。
そんでまたキャラが良い!
竹神さんの小説はキャラがほんと良い!
まだまだ続くみたいなので、これからの展開がものすごく楽しみですよ。
一体どんな結末を迎えるのか?!
アリアおばあちゃんとなって孫やらひ孫やらに囲まれ、のんびりとガーデニングに興じるような平和な余生を過ごせるのか否か!?
頑張れアリア!
目指せ、大往生エンド!!
冒頭から、心臓をわしづかみされた物語です。
18歳の丸島ありさは、『孤児グレイスの幸福な結婚』という物語の悪役令嬢として転生します。
それも5歳の最高に可愛い令嬢。
しかし、この物語の主人公はあくまでもグレイス。彼女じゃない。
ありさが生まれ変わったアリアは、処刑される予定の最悪な未来が約束された敵役でした。
5歳のアリア、なんとか人生を全うして極楽往生を目指します。最悪の処刑を逃れるために物語のなかで四苦八苦します。
これだけでも、面白い設定ですが。作者の文章力、描写力で、さらに面白さが倍増しています。
シリアスな場面とコメディ場面が混在していますが、どっちも面白い。
今日の1話、読みおわったあと、私は思わず、あの某亀トークみたいに叫んでいました。
「最高かよ!」
さあ、みんな、この物語を読んでから、どうかご一緒にご唱和ください。
「最高かよ!!」
18歳の日本人、丸島ありさ。
ある日、とある小説の中の悪役令嬢アリアの幼き姿として生きていくことに。
この小説ではアリアは処刑され悲惨な最後を迎えることに。
それを知っているアリアは処刑回避のためにキーマンとなる叔父クロヴィスと仲良くなろうとあの手この手。
しかし今のところ空回り。
さらには黒幕らしい最強の魔術師アスバークも登場して……。
以上、ざっとあらすじを紹介しました。
かなりシリアスなテイストかと思いきや、作品には笑いとユーモアがたっぷりです。
見どころはアリアの空回りっぷりといっても過言ではありません。
読めばきっとアリアを応援したくなります。
ぜひ健気なアリアを応援してやってください。
目が覚めたら、小説の中の悪役(幼女時代)になっていた!
このままでは破滅エンドしかありえない!
回避するため、冷血叔父を攻略することにしたのだけど……!?
という、異世界転生モノですが。
もう、ずるいなぁ、と思うばかりですよ。
一話目を読み……。
それから本編を読み進めると……。
この落差。
悪意と怨嗟が渦巻く場面(第一話)から一転。
異世界転生した日本人少女ありさのドタバタコメディ。
おもわず、「がんばれ!! 大往生を目指せ!」とコメントを書いてしまった……。
うまい。
本当に緩急の付け方がうまい。
だから見せたい場面が引き立つんですよねぇ。
今現在、物語は始まったばかり。
彼女の大冒険譚を、ぜひご覧下さい!