読めば読むほど、クセになる沼にずぶずぶハマる

エピメニデスや、悪魔の証明。

どちらが本当でどちらが嘘か、その目的を見失ってしまいそうな難しい題材で、ここまで人を惹きつけ魅了する内容に、先をスクロールする手が止まりませんでした。

分かるようでわからない、進んだようで振り出しに戻る。この絶妙な感覚が、大変クセになります。

存在自体が空を掴むように危うい、要。
その要が唯一、心の扉を開きかける存在の小夜。

ふたりの関係性の進展や、まだまだ気になる展開に、次回作も楽しみたいと思います。

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