調律してあげる


毎夜、奏でられる箏の音にひかれて男が一人やってくる。

平安の和歌は恋文だけではなく、互いの世界を理解するツールでもあった。

現代よりも闇の濃い時代、手探りで相手を理解するもどかしさに心惹かれる。

その他のおすすめレビュー

濱野乱さんの他のおすすめレビュー474