恋のような、家族のような……

文章を読んだときの満足度がとても高い作品でした。主人公のひかりは、間違いなく恋をしていて、自分が与えられたかけがえのない愛を返したいと願うのですが、なかなか言葉にも態度にも表せられません。時の移ろいが、空の変化が、ふたりの変わりにアクションを起こしていく、その姿を映した美しい小品です。