冷酷な世界にあっても情熱は時代を動かす

想像を絶するディストピアを巧みな言語センスを用いて想像させる。

「人間はどうして、こんなにもおぞましいの」
その悲痛な叫びは、作品から読者に伝わり、現在を照らしだす。
決してあり得ないとは言えない近未来。

ゲームにおけるチュートリアルを彷彿とさせる臨場感と、今後の展開、そしてその規模の大きさに興奮させられる。