妹にとって最愛の兄はただ一人!。ラストにざまぁがあり、ホラーなのに心がスカッとする良作です!。
主人公は、隣に越してきた少年を「お兄ちゃん」と呼んでいた。 しかし「兄」と勝手に呼ばれたあげく、いつも付きまとわれる少年の方は、辟易していた。だから、ここ何日かは主人公と登校時間をずらしていた。引っ越してきたとき、主人公は少年に向かって、「運命ってあるんだ」と呟いていた。それを思い出すと、少年は憂鬱った。 そして、今日も自称「妹」は、少年に付きまとう。そして、「あの日のことを覚えてる?」と意味深な発言をして、またもや「運命」をちらつかせる。 しかし、そこには驚愕の真実が隠されていた。 是非、ご一読ください。
隣家に越してきたばかりの少女が、自分を「兄のように」慕って声をかけてくれるようになったとしたら…それは舞い上がってしまいますよね。しかしそれは、もしかすると歩み寄る悲劇の幕開けなのかもしれません。クルクルと価値観がひっくり返り、それでいて一切展開に疑問を抱くこともない。説明が巧みで、すっきりとまとまった読み易い「どんでん返し」でした。ついでにラストも「ザマァ!」ですっきりですし。日常に潜む闇と恐怖を味わいたい貴方へ、おススメです!
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