有線で出来ること、無線で出来ること

スマホで大音量で流せちゃうからね……。

やはり少し古い時代と今を合わせながら描写する場合、思春期の男性はちょっとお馬鹿で女性は聡いというのは確実に面白いですね。バランス良い駆け引きがとても面白かったです。
果たして最後に勝ったのはどちらの方なんだろうなあ、なんて。

有線のイヤホン。やってみたかったですなぁ。

高橋留美子か誰かの漫画で、喫茶店で会ったアベックが二つのストローを差した飲物を一緒に飲む、みたいなシーンを読んだ記憶が有る。コント路線だったので、片方の男か女が、吸うのでなくて、息を吹き込んで液体が噴き出す、みたいな。
そう言えば、ストロー二本差しをシェアするアベックの姿を最近は見ない気がする。この数十年でベタベタしなくなったのか？

そう思い起こすと、主人公の気持ちも余計に理解できる。その点、隣同士に並ぶ有線のイヤホンは最適な小道具だ。

色々と下らない事を書いたが、星の数は、短編にはMAX２つ、が信条だからです。

若々しさのある男女がイヤホンを使ってイチャイチャします。
近年、無線のイヤホンが流行ってきたように、自転車の二人乗りが禁止になったように。
時代が移ろいでも人の気持ちというものは変わらないもの。これからの時代、新たなイチャイチャが展開されていく予感を感じた素敵な作品でした！
たのしいひとときを、ありがとうございました！

代わりに二人乗りすることは禁じられ、無線イヤホンの普及で一人寂しく音楽を聴く羽目になっていますが。
少女漫画の定番って、どんどん少なくなっていっているのでしょうね。


けれどたまにはそんなこともある……かも？

ニヤニヤが止まりません(・∀・)

　漫画やアニメが大好きな両親の影響で、ひと昔の恋愛にほのかな憧れを抱く高校生の主人公。
　古き良きキュンシチュエーションである『有線イヤホンを片方ずつ聞く』を幼馴染のヒロインに実行しようとするのだが……。

　どうして、この年代の男の子は、こういうことだけにがんばれるんだろう。と、御多分に洩れない主人公も、様々な策を弄し、『有線イヤホンの片方を』渡そうとする。しかし、尽く、ヒロインに妨害される始末。
　この、主人公の必死さがおもしろい。そこまでしてもダメなのか……？
　そして、主人公が敗北感に打ちひしがれている時、ヒロインからの反撃が始まった。

　あたふたして、ドキドキさせられる主人公はか…続きを読む

いつまで経っても「気のおけない幼なじみ」の立ち位置のままな二人。
そこから脱却して、恋人になりたいと願う少年が考え出した作戦は……！

思わず応援したくなる男子高校生の心情で語られる本作。

どうなるっ！？　ダメなの！？　えっ、そこで……！？
と、どきどきしながら読んでいった先の結末は――、

どうぞ、ご自身の目でお確かめください！(≧▽≦)

……そうか。いまどきは、無線だから、片耳ずつイヤホンを挿して音楽を聴く、というあれができんのか、と。
なんか、悲しく冒頭を拝読していたのです。

だけれども！！
この主人公琥太郎はむしろそれを幼馴染みに仕掛けてきた！
俺に惚れやがれ、とばかりに！

……さて、その結果は。
どうぞ本作を読んでお確かめください。

いつの世でも。
この世代は女子の方がちょっとだけ、大人なんです。

幼馴染に恋する男子がひとり。
漫画好きの両親が持つ、ちょっと古い漫画を読んで、とあることを試そうとします。
しかし、この男子。ちょっとおつむがね、ちょ～～とね、うん。
ニヤニヤする展開のはずが、間抜け連発、あー残念だったねー、かーらーのー
……あーら、あらあら♡
どうなるかは、その目でお確かめを。