あなたの温もりを宿すから。

 主人公は匂いフェチ気味の女子高生。ある日、好きな人の机の上にマフラーがあることに気づく。忘れ物と気づきながら、衝動的にマフラーの匂いを嗅いだ。マフラーは特別だ。だって、好きな人の首に直に巻いてあるのだから。
 そこに、忘れ物を取りに彼が戻ってくる。急いで身を隠した主人公は、マフラーを持って帰ってしまう。そして彼のために新しいマフラーを買いに行く。 
 しかし主人公が選んだマフラーの端を、他の人も掴んでいた。
 果たして、同じマフラーを選んでいたのは?
 そして主人公と彼の関係は、どうなるのか?

 彼の匂い。
 首筋に直に巻く、その温もり。

 好きな人のマフラーって、特別だ。
 
 是非、ご一読ください。

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