異世界の大空に羽ばたけ!圧巻の空戦劇!!

自分達が何気なく遊んでいるゲームが実はそれが異世界へ行く資格のある者を選別する為のものだとしたら……
飛行型パワードスーツを身に纏い大空を自由に飛び昆虫型の敵を倒していくVRのシューティングゲーム『スカイナイツ』

主人公『シズク』は開発に携わっていたという幼馴染みの計らいで異世界『トゥーン』へ。他のハイランカーたちと過酷な戦いが始まるのです。

まず昆虫型の敵アピスとの戦闘が迫力ある描写で描かれゲームとは違うのだという現実を突きつけてくれます。

そして練られた設定。この世界に来た主人公たちは死んでもゲームの様に復活します。これにも設定はあるんですがここでは省略します。
これ、普通にチートに思えるかもしれませんが、死ぬときの痛み恐怖は残るし復活した際に何らか体に不具合が残るかもしれないリスクもあります。
死んでも生き返るということは死にたくても死ねない。そんな状況で契約の元5年も戦うことを強要される。
しかも死なないのをいいことに命軽視な作戦も……
ゲームの登場人物はこんな気持ちなのかもしれないと考えさせてくれます。

過酷な世界ですがトゥーンに住む女性たちと共に旅に出たりそこでの会話などは癒しです。ニヤニヤしてしまいます。

緻密な設定に序盤に出てきた幼馴染みの謎、そもそも主人公って何者なのか? そして現地の人々(主に女性)とのちょっとにやけるやりとり。この世界観の構築は素晴らしいと思います。

今自分がやっているゲームが異世界の切符かもしれない、そんな気持ちを持って一読してみてはいかがでしょう?

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