概要
恋に落ちた七十歳の女性のお話。彼女の人生の行方は。
内藤和子(ないとうかずこ):七十三歳の女性。訪問介護員の手を借りて、賃貸で一人暮らしをしている。意識等ははっきりしていて、大抵のことはまだ自身でできる様子。
ヘルパーさん:以前まで和子の担当をしていた訪問介護員。五十一歳の男性。
県さん:ヘルパーさんに代わって和子の担当になった訪問介護員。二十三歳の男性。
内藤清士(ないとうきよし):故人。四年前に亡くなっている。和子の夫だった人。和子の四歳年下。
ヘルパーさん:以前まで和子の担当をしていた訪問介護員。五十一歳の男性。
県さん:ヘルパーさんに代わって和子の担当になった訪問介護員。二十三歳の男性。
内藤清士(ないとうきよし):故人。四年前に亡くなっている。和子の夫だった人。和子の四歳年下。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!実質十三歳の恋(※語弊のある表現)
数年前に夫を亡くした七十三歳の女性が、二十三歳の訪問介護員の男性に一目惚れするお話。
恋愛ものです。いや世間一般に言うところの恋愛小説、ロマンティックな娯楽性を提供してくれる作品であるかどうかはともかくとして。恋愛を主軸に据えた物語という意味では、きっとこれ以上ないくらいには『恋愛もの』です。
なにしろ主人公の設定がすごい。七十三歳の未亡人。それも何か創作らしい特殊な設定があるわけでもない、ごく普通のお年寄り。小説の主人公、特に視点保持者としてはかなり珍しいタイプでないかと思います。一般に青年期くらいの主人公が多い中(感情移入等を考えるとどうしても有利)、これだけでもう十分挑戦的である…続きを読む