クラッシャーズ

【あらすじ】
20✕✕年。とある高校のとある野球部員は、
史上初の女性選手として甲子園出場をかけて神奈川県大会決勝で惜しくも敗れた。
それから約5年、彼女は六大学を経て史上初の女性初のプロ野球選手としてドラフト指名をされ、セントラル・リーグで新人王争いをしていた。

彼女の名は紅義朱莉(あかぎしゅり)。
朱莉が中学生の時、練習相手として付き合わせていたのが弟の紅義條(あかぎ じょう)らを含む8人であった。
中学生の朱莉と小学生8人のちびっ子軍団は、草野球の大会に紛れ込んでは、圧倒的な強さで大会を壊す『大会荒らしのクラッシャーズ』と呼ばれていた。

しかし現在高校2年生になる紅義條ら半数は野球への熱はもう無く、ダラダラと平凡な日常を過ごしていた。

ある事をきっかけに野球への想いが再熱した紅義…続きを読む