ゾワゾワしながらも、ついつい読み進めてしまう見事な構成でした…!彼女の語り口も、その心境への想像をいろいろとかきたてられるところがあります。また、お守りについても、すごく納得させられました。個…続きを読む
シンプルにとても上手いです。書簡形式が非常に合うお話で、じわじわと忍び寄ってくる不穏さの演出が巧みであり、最終話ではぐるっとひっくり返される感じが堪りません。締めの一文には切なくもなり、客体でしか…続きを読む
この物語に描かれる因習はそれ自体恐ろしいのですが、何より恐ろしいのは、書き手の祖母に対する眼差しです。 風習への嫌悪感が、祖母への嫌悪感(自身の罪悪感もあるでしょう)となり、文面に滲み出ているよ…続きを読む
夜空に光る星で星座を作るとき、その星座は意図的で、無理のある組み合わせもあるけれど、一度そう見ることにすればそれで決まる。理由もなく、そう決まる。しかしその星座の中に、無視できないほど強く輝く新し…続きを読む
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