シンプルにとても上手いです。書簡形式が非常に合うお話で、じわじわと忍び寄ってくる不穏さの演出が巧みであり、最終話ではぐるっとひっくり返される感じが堪りません。締めの一文には切なくもなり、客体でしか…続きを読む
夜空に光る星で星座を作るとき、その星座は意図的で、無理のある組み合わせもあるけれど、一度そう見ることにすればそれで決まる。理由もなく、そう決まる。しかしその星座の中に、無視できないほど強く輝く新し…続きを読む
不具の子とそれに纏わる因習を下地にしながら迷信と惨事がリンクしそうなところを描いている。 主人公はある種の探偵役であるが犯人役となる他の登場人物は誰一人言葉を持たない。一人だけの推理劇に真実の自…続きを読む
日本神話ベースの怪異譚。ジュージさんの書簡体小説は独特の味わいがあって好きです。
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