妖怪小説の傑作

この小説を読むにあたって、わたしは随分懐かしい気持ちにさせられた。
子供の頃読んだ、ジュブナイル小説のワクワク感だ。江戸川乱歩、那須正幹
、筒井康隆などを読んだ時のワクワク感を久々に味わえた。
主人公の身の回りで起こる都市伝説、謎の二人の少女、などワクワク感は満載!
お薦めです!

そんな第二話がまさかの登場。前作はジュブナイル感のワクワクだったが、今作はSFにも挑んだ幻想ホラーのジャンルである。この二つは決して喧嘩し合うではなく、互いにせめぎ合っている。是非読んで欲しい一作なのだ。

四話レビュー。
ハナちゃんは、まるで麻耶雄嵩の小説に登場する、女性の様だ。ほとんど会話劇だけで成り立っているストーリーラインは、文学とライトノベルのギリギリのところを譲りあっている。
今回は男女に焦点を絞っているせいか、読みにくいという事もない。皆様ここからでも是非お読みになっていただければ候。

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