読者への『挑発状』

確かに、私が犯人やったがな!
あ、この「私」っていうのは、光田寿、即ち、この小説を読んだ、私やっちゅぅねん!
あ、「私」っていうのは「シー」と呼んで実は中国人とか、そういう叙述トリックとちゃうきんのぉ! 俺や俺! でも村田先生ぇの書いた、この作品のすごいところは、読者=犯人=○○○を成立させちゅぅっちゅぅところやのぉ!
これは考えつかん発想やで。
即ちや、普通は読者を作中へ掘り込むか、逆に作中人物を現実へ引きずり出すかのどっちかや。でものぉ、これは読者を現実に置いたまんま、それでこの超絶を成立させちゅぅわけや。
え? バカミスにそんな感想はいらん? ひぇーー!