この果てない空の下で独りでも寂しくない人がいるだろうか

具体的な出来事から書き出し、「それがはじまり」と、次の話に移っていく。
読者はなにが始まったのだろうと興味を持って読めば、不倫かしらんと考える。
その後こっそり残されていく痕跡が綴られ、二人の出会いが語られる。
ここでようやく「セフレにならない？」と和樹から切り出される。
二人の関係はセフレとわかったところで半分まで進み、本命彼女メグがいて、この関係の終着はどうなるのかと興味を読者にもたせて結末。
めでたしめでたしとなる。
お話の運びがうまい。
しかも綺麗にまとまっていて、読後感もスッキリしている。
そもそも合コンに行ったのは、彼氏や結婚相手を探すためだったはず。
今度は自分が本当の主人公になる出会いを探して欲しい。