闇を覚えている。私のユメの元。光を届け闇をロウ。聞いて欲しいと想い。長さ。思い出へと共有。記憶の束は開くから。 テンポはミデアムで、一定のリズムを保っている。ここまでユメをはっきりと表現しているとは、非常に能力が高い。 僕はユメにあまり興味は無いんですが、そんな僕にもドカンとくるユメの束。そんなところが特筆される。 覚えているものですね。やっぱり思い出は共有したい。僕も、ゲームに興味の無い両親に必死になって解説していました。
夢というものは、個人の感性や気分によって左右されるような、儚く刹那的なものです。必ずしもあり得ない、とは言えないものですが、同じ夢を再び見ることは難しいのではないかと思います。日々見た夢を書き連ね、短編として残す。それがたとえ整合性を持たず、形のないものだとしても、きっと価値のあるものなのでしょう。瞼の裏で繰り広げられる即興劇、ちょっとした時間で気軽に手に取れる作品です。
淡々とした文章でつづられる夢の話。 突拍子もなく不思議な雰囲気だったり、不安にかられるような怖いものもあり、それぞれ違った雰囲気のお話を楽しめる作品です。
本作は作者の見た夢をもとにした短編集です。夢らしく不可思議で非整合、突拍子のない展開も多いですが、それ故に普段は思いつかない意外性をも包含しており、独特の雰囲気と読後感を与えてくれます。
見た夢を書き連ねる。こうした作品もあるのですね。夢なので不条理な出来事ばかりかと思いきや、どことなく筋が通っているのがまたおかしい。こんな夢が見れたら楽しいだろうなと羨ましくなります。
こういうこもとあったな、とか。懐かしいな、とか。そういう夢を追体験するような気持ちで楽しめました。ハラハラ?ドキドキ?ワクワク?子供のような気持ちで楽しめるかと思いきや、手に冷や汗を握るような?それでいて、心の中に残る。そんな素敵な作品です。
夢を見ていたらよくあることが書かれていて面白かったです。
もう一度見たい、また見れるかなといろんな感情を抱かせてくれる不思議な夢を、作品として出会えて興味深かったです。
感動したり、和んだり、びっくりしたり……それぞれの個性的な夢に魅せられます。実際の夢は記憶が曖昧になって、鮮明に覚えていることができませんが、ハッキリとした情景描写を過不足なく取り入れて、読者を心地よくいざなってくれるのもこの作品の魅力です。まるで自分もその夢を見ているかのような没入感を体験することができるでしょう。
作者様が見せてくれる夢はとてもピュアーで心地よいです。自分もいつかこんな清々しい夢を見たような気になります。読んでいて作者様の姿が思い浮かんできました。この夢たちに水をやり肥料をやって丁寧に物語に育てている姿が。きっといつか、この種は大樹になるにちがいない。そんな夢たちの世界でした。※勝手にレビューして申し訳ございません。ご迷惑の場合は、Twitterか近況ノートの方にご一報ください。即時取り下げます。その場合もご希望であれば★は残させていただきます。