強烈な個性のヒロインたち。鮮烈なる白黒、その閃きに酔いしれる。

キャラクターは力である。
強烈な個性を持ったキャラクターは、それ自体がすでに巨大な物語を作り出す推進力であり、見る者をクラクラと魅了する暴力装置である。
この作品に登場するヒロインたちは、そういう存在である。

作品はオムニバス形式。
異なる世界を渡り歩き、それぞれの世界における主人公、あるいは視点者、あるいはワトソン役がいる。
その視点に、非日常的な歪みが生じ、ゆえに彼女たちが現れる。

マジにおもしろい作品です。
ちなみにヒロインのどっちが好みかというと、私は夏樫さん派です。

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