それは、いつかバラバラに欠けてゆくもの。少しずつ失ってゆくもの。

大事なものを、「モザイク」と表現しています。
言葉の美しいイメージと、少しずつなくしてゆく残酷さ。
双方が溶け合いながら、ひとつずつ欠けてゆくさま。
悲しくも残酷に、いつかは迎える終わりの時にも、何かほんのひとかけらでも残されてはいないかと、思いを馳せずにはいられません。

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