タイトルの意味が最後まで読んでようやく胃の腑に落ちました。
始めはどこかの戦場の最前線で負傷して部隊から取り残された兵隊さんから始まります。
しかし、兵隊さんが行った先の村でとんでもない事件が発生、しかも、それは戦争での付録のようなアクシデント。
それに対して出てきたのは、軍人でも何でもないただのロートルの町医者。しかし、彼により、大勢の村人たちが人知れず救われます。本当の巨人こそ、実はその爺さん町医者でした。
戦争のばかばかしさ、本当の英雄とは何か、そんなテーマが気軽にちりばめられた短編の佳作です。