舞台は戦場。二人の若き兵士が、医者のお爺さんと出会います。もし、自分の身が置かれている場所が戦場なら、ほとんどの人は自分の命が守られることを最優先とするでしょう。役割を捨ててでも。誇りに目を背けてでもそうするでしょう。それでも、生き様がそれを許さない。そういう人と会った時……見上げる場所があまりに高すぎて、まるで巨人のように感じるのかも知れません。4話構成とは思えない重厚な作品です。おすすめです!
冒頭の始まりからおじいさんのキャラクターが見えて良かった。友人マックの所帯じみたキャラクターと譲らない強さも好き。戦争の悲惨な要素よりは戦火の人の温かさ、強さってのをとらえた感じの短編で、ほんのり切…続きを読む
タイトルの意味が最後まで読んでようやく胃の腑に落ちました。始めはどこかの戦場の最前線で負傷して部隊から取り残された兵隊さんから始まります。しかし、兵隊さんが行った先の村でとんでもない事件が発…続きを読む
私利も保身も捨て、人のために自分のできることをする。それがカッコよさだと、この物語は教えてくれる。人はカッコよくあるべきである。この物語の登場人物のように。痛快至極。気分が晴れる小説である。お読み…続きを読む
現代戦のような雰囲気の中、物語は進みます。冒頭で若き二人の兵士が出会う老いた医師、その奮闘、その覚悟……。そして仲良くなった彼らが遭遇する、ある事件。その事件は、所属する軍の根幹を揺るがす事…続きを読む
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