きったねえ

 タイトルを見たとき、正直読もうかどうか迷った。もしや、小学生やアホな中学生が面白半分で投稿しているのでは?と。
 しかし、内容は素晴らしいものだった。
 タグが汚いのキャッチコピーの通り、もはや百鬼夜行とすら呼べる地獄のようなタグ欄を尻目に本文へと入る。すると、そこへ綴られていたのは、純粋な親子愛。軽口を叩き合うババアとジジイの間には、確かな愛と信頼を感じた。
 作品全体が、その愛情を冗談で誤魔化すような、少しふざけた調子で進み、優しい印象を与える。
 この作品を読めば、理想とも言える親子の姿を読み進めていくうちに、次第に心晴れやかになっていくのを、おそらく誰でも感じられるだろう。
 執筆お疲れ様でした。