とても個性的な登場人物が出てきて、それでいて文体はとても静かで引き込まれます。この人たちが次は何をするのか楽しみになります。
生きるとは、時の流れのなかにある、ということだ。『ゾウの時間ネズミの時間』という有名な生物学の本があるが、同じ種、人間同士でも、時の流れは異なる。或るものは観察に徹し時を俯瞰する。或るものは時…続きを読む
まさか、『武蔵野』というお題から、この物語が綴られるとは、驚きです。なのに、『武蔵野』というお題を、違和感なしで、物語に馴染ませる様は、素晴らしいと思いました。ただ、もう少し、オチに、…続きを読む
クールな母と繊細な友人、時間の河は本当に平等なのか。 時間はあくまで主観的なもの。光速で移動するロケットを見送るのも自分次第。
この、人と人の感覚のズレを知っている。自分の興味分野でしか話せない人。誰かと同じ、共通の世界や話題で生きたい人。普通に生きたいと願えば願うほど異質であることが受け付けられず、ボロボロになっていく人…続きを読む
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