概要
ほんとうに、皮は被るだけのものなの?
擬態するものの英雄譚です。
第二回こむら川小説大賞に参加しています。
第二回こむら川小説大賞に参加しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!タグの欄に威風堂々鎮座する「言葉遊び」の力強さ
なんらかの『皮』を被り人間に擬態する人ならざる何者かと、その友人との対話劇。
すごいものを見ました。タグの「言葉遊び」というのはまさにその通りなのですが、でも「言葉遊び」という語の持つ軽いイメージとは全然かけ離れているというか、遊んでません。ガチです。
といっても、序盤から終盤手前までにかけてはまだまだそんなでもないというか、しっかり物語しながらの(した上での)それであって、実はまだ本気の半分も出してません。例えば主人公は生来音のない世界に生きており、ゆえにその語彙には擬音語と擬声語が存在せず、代わりに擬態語のみがあるという、その設定がそのまま本文に影響する(一人称体で書かれているため…続きを読む