己に課された宿命と、自分の望む未来

とても優しい繋がりに伴う“妖”という名の不幸。
その優しさは、読者に親しみを与えるだけでなく、主人公の恋の行く先を案じさせるほどに親密にさせる。

タイトルは主人公がいずれに進むのかを問うているが、
先述した特性から、読者にもまた、同じように人生における揺るぎない決断の重要性を教え諭される。