国境を越え世界へと羽ばたく音楽への思いを洗練された見事な筆力で描いた心に迫る力作です。
※X(Twitter) 連携 Writer and Poet; 「五行歌の会」同人,「市川五行歌会」代表・事務局,日本国際詩人協会会員。 共著;『桜の二重奏 …
堂島エージェンシーに勤める矢木さやかは、諸外国から著名なピアニストを招き、コンサートを計画するものの、彼らには様々な生い立ちや辛い過去があり、そして音への強いこだわりを抱え、時には無理難題をさやかに…続きを読む
〝エヒトクラング〟はドイツ語で、本物の音という意味です。ピアノの調律にまつわるお話です。章ごとに違うエピソードの連作になっています。調律によって、ここまでピアノが変わるのだということが分かり…続きを読む
文章、そしてその内容と、筆者の美学が形になっています。音楽と、それを構成する音、その音を作る技術者、そしてその技術者の判断。それらが重なり合い、もつれ合って見事な和音を作り出しています。良…続きを読む
正しく調律されたような読み心地の良い文体。読み進めるごとに明らかになる情報量がちょうどよく、先の展開が気になる。調律という馴染みのない文化の一端から広がる世界が楽しみ。
もっと見る