ついつい読むのに夢中になって、電車を乗り過ごしてしまいました。
異世界転生ものでよくあるという、ハーレムや無双展開ではなく、主人公の気の向くまま、のんびり、のびのびとやりたいことをやっているから、そのあたりに親和性や親近感、共感しやすい――そこが、この物語の魅力なのかな、と駅でダッシュしながら思いました。
むろん、ストーリー展開や描写が魅力的なことは、言うまでもありません。
ちなみに時間には間に合いました。私にもチートアイテム(笑)が欲しかったです。切実に。
それでは、主人公が男な坂を登り始めないことを信じて、つづきを楽しみにしております。
ファンタジー系の小説は好きで読んでますが、ほとんどの場合は、神様が転生させたり転移させたりしますよね?
でもこの物語は、ちょっと変わった形で転生します。
チートらしき物を貰えますし、主人公もチートな性能を持っている様ですが、実際には主人公自身にそのチートは影響しません。
チートを使って無双したりするのかというと、そうでもありません。
あまり戦う事をしない物語なのです。
もちろん戦闘もありますが、なぜかあっけなく終わったりします。
こう書くと日常系の話かと思いがちですが、結構テンポよく色々とネタを詰め込んでくれていますので、笑いながら読める作品です。
第二章で、転生の時の秘密が明かされてきますけど、それを知ったうえで読むと、なる程と感心する様な設定です。
物語の途中になると、最近の異世界ものはタイトル詐欺の様になっていきますけれど、この作品はきっちりとタイトルに偽りなくシステムバグや輪廻の事が出てきますので、かなり細かく作者さまは考えて書いていると思います。
素人の私がごちゃごちゃ書いて、分かりにくいかもしれませんが、とりあえず読んでもらいたい物語です。
いわゆる転生物で、主人公は異世界では無く、他の星に転生します。
転生の時にもらったチートアイテムは、数に限りがあります。
あんまり書くとネタバレなりますから書きませんが、そのせいで趣味全開の主人公。
絶妙なテンポでネタが物語に隠れてます。
チートアイテム無くてもチートなはずなのに、安定志向の主人公。
ただ、やる時はやる気になりますが、どこか抜けてるとこが笑えます。
アニメ、特撮、漫画、アメコミ、映画、歌謡曲、色々なネタが盛り沢山で、飽きません。
ただ意外にも勢いだけの話ではなく、設定はちゃんとしていて異世界物の王道は外してません。
読めば読むほどはまる面白いさです
チートもらって転生したのに、なぜかチートを出し惜しみ?
使ったと思ったら、完全に趣味の世界に一直線。
この主人公、真面目なようですが方向性が違う気がするw
すぐにネタに走る主人公の言動が面白い。
あちこちに散りばめられたネタが、思わず笑わせてくれます。
もうどこからどこまでがネタなのか分からないw
普通の文章かと思ってたら、実はネタだったなんて事もあったりします。
読みながらネタ探しをしたくなります。
物語も進んで、だんだんチートを使う気になってきたみたいですが
何するにしてもネタを絡めないと気が済まない主人公の今後が気になります。
何か伏線がある気がしますが、それもネタに思えてしまうのは
作者の思惑なのか深読みしすぎなのか、先の展開がまったく読めない。
文章的にも軽く読みやすく、さくさく読み進めれて楽しい作品です。