桜の下で
こまち
短編
*
もうすぐ春だ。出会いの季節だろ?
春は嫌い。
何でだ? 花見、楽しいじゃないか。
桜も嫌い。
何で?
だって――桜の下にはお父さんが眠ってる。
風が吹いて、どこかで桜の木が鳴いていた。
*
爬虫類みたいだ。
ちょうど前に座る男子生徒が机に突っ伏して仮眠をとっている。
この時間はもちろん授業中なんだが、寝てしまうのは仕方がないと個人的には思っている。
そもそも授業に何の工夫もなく、ただ単に教科書を写すようなやり方で、どうやってやる気を出したり、眠気を吹っ飛ばしたりしろというのか。
私は重くなる瞼と闘いながら、今は夢の中の彼を見てそう思った。
私も冬眠したい。
クーラーが効きすぎているくらいの室温の中、窓側の席に座る私は、まさに日向ぼっこ状態なのだ。
トカゲとは真逆だ。
寒いから私は眠くなるわけではない。けれど、彼のように自分自身の腕枕で机の上で眠れば、私もトカゲみたいに見えるのだろうか。
彼は私が目を向ければ、いつも同じ大勢で眠っていた。
同じトカゲのような格好で。
彼の席は一番窓際の一番前。その後ろが私で、隣がはじめて出来た友達。
こう考えてみると、ただ出席番号順もとい名前順に割り振られた席順の大切さがわかる。
「それで、魅咲、あなた弥生君のことが好きなの?」
昼休み、隣と机を引っ付けて昼ごはんの最中、あろうことか自分の一番好きなおかずである卵焼きを幸せとともにかみ締めている時にそれは起こった。
ただでさえ飲み込もうとしていたときに変なこと言わないでもらいたい。
咳き込まずに入られなかった。
とは言っても吹き出さなかったのだから、感謝してもらいたい。
この学校に入学して出来た友達であり、目の前に座っている風矢湊にとってはかなり危機を覚える状態であったようで、かなりあせっていた。
お茶をがぶ飲みし、落ち着いてから肝心の質問をした。
「弥生君って誰?」
湊は哀れそうな目を私に向けた。
「そうよね。あなたは私といるとき以外はいつも本読んでるものね。
少し、というかだいぶ世間知らずになっても仕方が無いわ」
ぶつぶつそう言っているのが聞こえたが、自分自身、学校事情に疎いという自覚は持っていたので反論せず、首をかしげて彼女の次の言葉を待った。
「まあ良いわ。魅咲、あなたよく前の席の男の子のこと見てるでしょ?」
私は頷いた。
「彼が弥生由宇君よ」
そんな名前だったかもしれないと授業前の点呼を思い出した。
「あなたがよくぼんやりと彼の事を見ているから、クラスの皆はあなたは彼のことが好きなのだと思っているわよ」
ただ見てるだけだったのに、そういう風に取られるとは思わなかった。
「彼がトカゲみたいだったから、見てたの」
「はい?」
「いつも寝てて、その格好がトカゲみたいだったから見てた」
「―――わかったわ。聞いた私が馬鹿だったわ」
「なんかひどい」
そんな風に軽口をたたいてこの話は終わった。少なくとも二人の間では。
「夜野、ちょっといいか?」
帰ろうとかばんを肩に引っ掛けたところで、いきなり声をかけられた。
しかもトカゲさん、もとい弥生由宇からだ。
「魅咲、私は正門で待ってるから」
湊はそういい残して私の返事も聞かずに去っていった。
「今日、日直だろ?手伝うよ」
彼は湊が去っていくのを見送った後、そう言った。
「私に用事があるんじゃないの?」
「いや、聞きたいことがあるだけだから。
それに、二人でやったほうが日直の仕事も速く終わるだろ」
「じゃあお願いします」
彼は一度笑みを作って、黒板を消しに行ってくれた。
私はその間、日誌を書くことにした。
でも実際、日誌に書くことなんてそんなにない。
今日の予定とか大まかなところは全てもう埋めてある。だから今日一日の感想で完成だった。
書き終わっても、彼はまだ黒板を綺麗にしていた。
「終わったから手伝うよ」
「いや、先に先生に出してきたら?まだ綺麗にしきれてないから」
私はその言葉に甘えて担任の部屋に向かった。
この学校は各先生に一つ部屋が与えられていて、待遇としてはいいほうなのかもしれない。
でも、担任の部屋って教室から遠いんだよね。
少し恨み言が頭に浮かぶ。
そういえば、と教室でチョークの粉と格闘していた彼について考えた。
意外と真面目な人なんだ。あと、綺麗好き。
教室に戻ると、彼が自分の席にいつも恰好でいた。
黒板はすごく綺麗で明日の日付も日直の名前も書いてあった。
「ありがとう。置いてきた」
そう自分の席に歩きながら声をかけると、彼はゆったりと体を起こした。
「なあ夜野」
「何?」
席に着いた私に彼は眠たげな目を向けた。
「お前、俺のことが好きなのか?」
一拍おいて、私はつい笑い出してしまった。
「俺、笑うようなこと聞いたか?」
「だってそれ湊にも聞かれた」
「そうなのか。結構そう広まってるらしいぞ」
「そうなの?」
おお、と男らしく彼は返事を返した。
「話したことも無かったし、私は一目ぼれなんて器用なことは出来ないよ」
じゃあ帰ろうと私は彼に声をかけた。
「そういえば、何で寝てる俺を見てるんだ?」
イスから立ち上がりざまに彼は尋ねてきた。
「寝てる格好がトカゲに似てたから」
彼はいきなり笑い出した。
「私、笑うようなこと言った?」
何でもないと足を進めながらも、彼は笑い続けていた。
正門で湊と合流して話した内容を伝えてみた。
「二人とも天然なのね」
彼女はそう呆れたように呟いて、私たちは顔を見合わせて首をかしげた。
そうして私たちは仲良くなり始めた。
三人で遊びに言ったりもした。
毎日朝挨拶をして、お昼休みには一緒にご飯を食べて話に花を咲かすようになった。
放課後には一緒に帰るようになったし、時々寄り道もした。
夏には皆で海にも川にもプールにも行って泳いだ。
私は海に行きたかったけど、湊は川に行きたがって、弥生君は近場のプールに行くことを主張した。
もう面倒だからと夏休み中に全ての場所で泳ぐこととなったのだ。
休み明けには見事に日焼けをしていて、弥生君は何故か他の男子たちに絡まれていて、それを見て湊がおかしそうに笑っていた。
七夕には皆で祭りに出かけて、笹に願い事もした。
残念ながら天の川は雲のせいで見れなかったけれど、浴衣姿で屋台ではしゃぎまわった。
射的では上手く出来ない私の代わりに彼がぬいぐるみを取ってくれた。
湊は何故かうれしそうに、ぬいぐるみ片手の私と弥生君を写真に収めていた。
そうして秋が来て、寒くなってきたと話しながら、また遊びに出かけた。
その季節になって初めて、湊の家に遊びに行った。
湊の家で落ち葉を集めて焚き火をして、当たり前の流れで焼き芋もした。
その時に、男子は良く食べるということを実感した。
この日、彼女の家には一本の桜の木があるのを知った。
「春になったら花見に招待するわ」と言って湊が教えてくれた。
それから、あっという間に冬が来た。
霜が降りて、マフラーを戸棚から引っ張り出した。
寒さから逃れるために寄り道することが増えた。三人でジュース一杯で何時間だってくだらない話をした。
そのくせ雪が降って積もった日には、昼休みになるや否や、急いで弁当を平らげ、校庭へ駆け出した。
雪をかき集め、木の枝や花の実、石をも使って雪だるまを作った。
それが終わったなら雪合戦だってした。
午後の授業中、風邪を引く心配をするくらいにははしゃぎまわった。
そうして、もうすぐまた春が来る。
また、桜が咲いてしまう季節。
「もうだいぶ暖かくなってきたな」
「そうだね」
いつもと同じ帰り道。だけど今日は湊がいない。
「湊も変な時に風邪引いたね。もうすぐ春休みなのに」
「そうだな。でもまあ、季節の変わり目だからかもな」
私は軽く笑って、一応同意しておいた。
「俺さ、この時期が一番好きなんだ」
「どうして?もうすぐ春休みだから?」
彼は少し笑って、だって、と続けた。
「もうすぐ春だ。出会いの季節だろ?」
「春は嫌い」
無意識に出てしまった私の言葉に、彼は首をかしげる。
「何でだ? 花見、楽しいじゃないか」
私は今だの自分の弱さに苦笑いをこぼして、空を見上げた。
「桜も嫌い」
「何で?」
「だって――桜の下にはお父さんが眠ってる」
いつの間にか私たちは立ち止まっていた。
足を止めたのは、私が先だったかもしれない。
「お父さんは自殺したの。桜の下で、私を殺しそこなった後」
彼の目を見てそういった後、私はまた、歩き出した。
彼も隣を歩いているけれど、目を合わせることはしなかった。
「自分のために生きるのと、自分以外のために生きるのとどっちが正しいと思う?」
しばらく沈黙が続いた後、そう私は尋ねた。
「それが親父さんの自殺と関係あるのか?」
彼が戸惑っているのを感じた。
そういう私も、内心、なぜこんなことを彼に打ち明ける気になったのか戸惑っていた。
「あの人は私たちよりも自分の幸せのために死んだから。
お母さんのためって遺しながら」
「親父さんのことが憎いのか?」
「さあ?」
私は空を見上げながら笑った。
「でも、お墓には何年も行ってない」
最初で最後に行ったのは、病院を退院した後だった。
あの日の後、私は病院に入院させられて、退院したのは葬式の後だったから、お墓には、一度だけ母親に連れて行かれた。
でも記憶にはほとんど残っていない。
残っているのは、ただその道のり。
いつもの散歩コースだったあの道のりを進んだ記憶。
「今ではもうどうして桜が恐かったのか忘れちゃった。
自分を責めたのか、ただ単にあの映像が恐かったのか、わからなくなってる。
もしかしたら少し憎んでるのかも。
だって私にはお父さんに締められた感触も光景もまだ残ってる」
しばらく無言で私たちはいつもの分かれ道まで歩いた。
別れる前に彼はこう切り出した。
「俺は春を待ち遠しく思うこの時期が好きなんだ」
彼はとても真摯でまっすぐな目をしていた。
「俺は大切な人とそれを分かち合いたいと思うよ」
そうして彼は笑った。それは優しいけれど、強い目を添えて。
「だから、絶対、夜野には分からせる」
一瞬、暖かい風が吹いた。
それは春を知らせるサイン。
トカゲが、冬眠から目覚める季節。
次の日、湊は風邪を無事に治して登校してきた。
「約束どおり、お花見への招待状ね」
挨拶もそこそこに彼女はそう告げて、二つ折りになったカードを私と弥生君に手渡した。
彼女はとても幸せそうで、私は固くなったものの笑顔を作るしかなかった。
弥生君が招待状を受け取るときに、私をちらりと横目で見たのに気づいた。
「絶対参加してね」
湊は笑顔で私にそれだけ告げて席に着いた。
いつもにない少し強引さが目立つ彼女の好意に違和感を覚えたものの、始業を知らせるチャイムの音で先生が入ってきたため、それはうやむやに過ぎ去った。
私は湊と話す機会を逃してしまい、おとなしく黒板に目を向けた。
それでも時々、机の中にしまった招待状を指で触れては、窓から校庭を見下ろした。
授業中、先生の単調な声と黒板をたたく音だけが響いていた。
明日から、春休み。
一つ上の学年に上がる前の休息であるとともに、私にはうっとうしい期間。
一人でいる時間が長くなる寂しさは胸に幾度となくあの記憶を蘇らせる。
父の手の、指の感触。そして、父のあの言葉を。
花見は春休み最終日。
彼女はその日の意味を知っているのだろうか。
風が吹いて、窓を揺らした。
その日は前日に積もった雪は全て解けて、水溜りさえもなくなっていた。
私はふと魔がさして、いつもと違う道を進んでいた。
家から歩いた先のその川沿いの道を、小さいころ、よく父と一緒に散歩した。
小学校のころの通学路であったその道は、春になるといつも淡く赤い花びらを纏っていた。
川沿いに咲く一本の桜。
赤く散って、いつも私に降り注いで、私を追い立てるようだった。
あの桜がまた蕾をつけ始めていた。
「大丈夫?顔色悪いわよ」
湊の家に着いて彼女と顔を合わせた途端、心配をかけてしまった。
「大丈夫。ちょっと走ったから疲れただけ」
「そう?なら良いけど」
笑顔で言ったつもりだったんだけど、彼女の表情から察するに、微妙な効果だったらしい。
微妙な空気の後、彼女は私を家の中へ促した。
「どこ行くの?お花見って、外でするんでしょ?」
「会場自体は、家の二階に用意してあるわ。
上からのほうが桜がよく見渡せるのよ。
もちろん中にも桜自体は飾ってあるけれど」
違うものなんだなと感心しながら、ほんの少し安堵した。
「弥生君はもう来た?」
「ええ。会場にいるわ」
会場には二階に上がるだけだったので、そんなに時間がかからなかった。
会場に入った私たちは、弥生君が部屋の壁にもたれ掛っているのを見つけた。
挨拶をしようと近づくと、私より先に彼が第一声を放った。
「大丈夫か」
自分の表情にあまり自信がなくなった瞬間だった。
花見は主催者、つまり湊の父親の乾杯のあいさつで始まった。
ほとんどの招待客のグラスにはお酒が注がれていたが、私たちだけはオレンジジュースでのどを潤した。
「顔色はもういいみたいね」
「みんなそれを気にしすぎ」
私が不機嫌交じりに言えば、湊と弥生君は同じような苦笑いを返した。
「元気になったなら今から桜を見に行きましょう。
パーティーの初めはみんな話に夢中で近くにいる人はいないの」
そう言って、時間稼ぎする暇さえ与えずに、彼女は歩いて行った。
呆然としている間にも彼女は歩いて行ってしまっていて、彼女と距離ができたことを弥生君に気づかされて、少し駆けて彼女に追いかけた。
急に高鳴りだした胸を押さえ、これは走りだしたせいだと自分に言い聞かせていた。
「あとはお願い」
裏口までたどり着いたとき、彼女はいきなりそう言った。
それに返事をしたのは弥生君で、私は意味が分からず首を傾げた。
「私は会場で挨拶しなきゃいけないから先に二人で行ってきて」
彼女は私の手を取って、そう子供に言い聞かせるように優しく私に伝えた。
私が頷くと、優しい微笑みを見せて、私の手を弥生君に手渡して、会場に戻って行った。
「目、つぶって」
弥生君は私の手を握ると、そう優しい声で言った。
私はこれからの出来事に十分緊張していて、何も考えたくなくて素直に言われたとおりにした。
しばらくして扉を開ける音がして、彼に導かれるままに歩を進めた。
日差しは暖かいものの、まだ少し寒かった。
しばらくして、少し甘いにおいが漂ってきた。
それに気づいた私は、一瞬足を止めてしまった。
けれど、それでも足を止めない彼につられて歩き出した。
土を踏む音、風の音。
音しかない世界を彼に導かれて、その怖さは薄れるどころか増すばかりだった。
彼が足を止めたくらいには、私の頬に何かがふれた。
「目、開けていいよ」
一瞬のまぶしさに耐えた先には、薄桃色の花びらが舞っていた。
それは目の前の桜の木から降っていて、思わず後退しようとする私を、つないだままの手が許さなかった。
「手、放して」
私はそう絞り出して彼に告げた。
そうすると、彼は少し屈んで私の目を覗き込んだ。
「綺麗だよな」
手を放してくれず、彼の言葉の意味も分からず、混乱する私の目には涙が浮かんできた。
「桜、少し怖いけど、綺麗だよな」
微笑みながら彼が言うから、私は桜に視線を移した。
少し滲んではいたけれど、それは記憶とは少し違った。
風に舞う様は儚くて、ゆったりとして、とても暖かい。
うん、と頷けば目から涙が零れ落ちた。
彼は、私の頬を流れる涙をその指でぬぐって、そしてゆっくりと、私を桜の下に導いた。
手をつないだまま彼は桜の下に寝転んでしまって、私は引っ張られるように彼のそばにしゃがみこんだ。
「こうしたほうが綺麗だぞ」
彼がいつもの口調でそう言うから、うつむいていた顔を上げれば、彼が笑っていた。
それでも手は繋がったまま、彼の隣に寝転んで、目をつぶった。
あの日、私は桜が咲く川沿いの道を父と仲良く手をつないで、歩いてた。
お父さんは右肩にかばんをかけていて、左手で手をつないでくれていた。
その前の日まで、お父さんは紙に何かを書いてはその紙を破いて、ずっと机の前にいて遊んではくれなかった。
だから久しぶりのお父さんとのお出かけってだけでうれしいのに、頭の上に時々父の手が降ってきて、私ははしゃいで、桜の木に着くまでそんな調子で幸せだった。
いつもの桜の木に着いて、桜を見上げる私にお父さんがあの迷信を教えてくれた。
『桜の下はね、死んだ人が眠る場所なんだよ』
私は少し怖くて父を見上げたの。
そうしたら、それこそ桜くらいの大きな手が降ってくる。
私はまた頭を撫でられるんだってうれしくて笑顔になるんだけど、でも次には苦しくなって。
首が痛くて、目がかすんで、お父さんの顔さえ見えなくなって。
気が付いたら桜がきれいに舞ってた。
後ろにお父さんがいる気配はあるのに、なんでか振り向くのが怖かった。
だから私はただ茫然と前を見ているしかなかった。
風が桜の花びらと縄のしなる音、そしてお父さんの臭いを運んできた。
でも今日はとても甘くておいしそうな匂いがする。
優しいにおいがする。
はっと目を開ければ、彼が心配げにこっちを見ていた。
ああ、分かった。
やけに納得して、笑いと涙がこぼれた。
「お父さんもトカゲみたいだった」
不意に机に突っ伏して眠る姿がよみがえった。
右手を包む熱はとても優しい。
どうか安らかに。
花びらが舞いあがった。
それは天国まで昇って行ったように見えた。
帰りは夕方だった。
薄汚れた墓石には、湊が渡してくれた桜の花束が飾られている。
桜の下で こまち @komachi-iro
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