神に通じて人に通ず

本作はタイトルの通り、新興宗教団体の信仰対象である主人公たちの一族が、神通力で人々の病気や怪我を癒したり、逆にその力を狙う組織と抗争したりする物語です。
全体的にコミカルに描かれており、人外の力ゆえにシュールなシーンもありますが、それでいて文体もストーリーも丁寧に展開されており、楽しみながらも落ち着いて読むことが出来ると思います。
また、敵側の視点も描写されており、ただのやられ役ではなく、ダブル主人公制も匂わされており、今後の展開が楽しみな作品です。

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