選ばれた言葉による詩のような文章。

 武蔵野は、僕たちの関係のように何も変わらない。

 この言葉を紡ぎ出すための枠組みが見事だと思います。

 当初、いつまでも続く「後輩君」に違和感を感じはしましたが、これが「あなた」に変換するための溜だったことが、トリックのようにも感じられて、面白みもありました。

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